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2009年7月20日 (月)

第23弾2日目『こぶたろう史上を塗り替えた最難関』本編

散々じらしてこれかい!と言われる前にごめんなさい。

今回は本当に最難関でしたね。リアルタイムで出せなかったのが一番残念(笑)
今回の一番の難関と思っていたのが、この2日目ですが、ここまでデータと予想を遥かに越えたものだとは思いもしませんでした。

しかも、霧で視界前後10mという恐怖。

単独走行の心細さと精神力維持の極限。

なぜここまでできるのか。

一度切れたエネルギーが、その後も持続する不思議。

諦めないと言う強い意志はどこからくるのか。

など沢山のことを体験し乗り越えた1日でした。

諦めない心は合気道のお陰かな。

そんな中で、今日は何度もリタイヤと言う文字が浮かんだのでした。キツすぎ!!

今書いている時間も外は台風かのような暴風。

では今日を振り返りますね。
今日は朝5:00起床。外は雨。まだ大雨洪水警報が継続中。今日の午前中いっぱいだって。昼前には雷も伴うでしょうということで、もしかしたら進めないかもと思いながらも、進めるはずと信じて、昨日何とか乾かした服を着て6:00ホテルを出発。

と思ったら同じホテルに宿泊していた学校の先生にお会いする。何でも、今日はボードの大会で宮城県から来ているらしく、ナショナルチームのコーチもされているらしい。ハンドサイクルに興味をもたれたようで、少し話が弾む。そして気持ちよく雨の中へ出発。

早々に道を間違え、キョロキョロしていると地元の方が車から声をかけてくださり、ルートに乗る。後は国道338号線をひたすら走るのみ。雨がひどく写真を撮ることはできないが、大湊港には自衛隊があり、船やヘリコプターを間近に見れた。ちょっとだけね。

後は、陸奥湾沿いを脇野沢目指して走るのみ。雷が怖いので旗を外して走行。土砂降りの雨の中、道路の向こう側にあるローソンから、男性が走ってきて「寒くありませんか」と声をかけ、温かい缶コーヒーを差し入れしてくださった。

雨の中の笑顔に元気をいただいたのでした。しばらく走ると、雨足が強くなり、前が見えない、道路は川と化して中央線はおろか、路側帯すらわからない。次の瞬間、左後輪が脱輪!!

と共に、ゴボゴボと言いながら沈んでいく。奇跡的に溝は深くなかったので何とか脱出。行き交う車が、噴水を上げるのは言うまでもない。中には、わざと噴水を上げる者も…。残念である。

そのたびに、全身ずぶ濡れでテンションが下がる。挙げ句には口に入ってむせるほど…。実に不快。ようやく10:00には雨が一旦上がったので一安心。11:30には最初に目指していた『道の駅わきのさわ』に到着。通りかかったお孫さん連れのおじさんと楽しくおしゃべりし。この調子なら牛滝まで行けるかもと言うことで、宿を探すも牛滝にある宿は、休業中。もう少し足を伸ばせばと思い携帯をフル活用。すると牛滝より3.6kmの地点に4軒の民宿が・・・。

しかし、休みばかり、最後の一軒がだめなら牛滝でのテントを覚悟。祈る気持ちで最後の一軒。なんとOKが出た。ということで後は行くだけ。しかし、この時第2の大誤算に気づくはずもなかった。

12:00。いよいよ今回の難関600mの山越の後300mの山越が2回。ハードになるなと思いながらも、宿が決まっている分、気持ちは楽である。日暮れまでには、後7時間あるし、なんとかなるだろうと出発。

最初から斜度8%~10%の連続に、やっぱりハードやなあと思いながらも、さっき道の駅で出会ったおじさんが「ここ登ったら後は下りやし、次の山も500mくらいのぼったら後は下りだけやから頑張りや」と。まあ言うのは簡単やけど、そこ登ったらの、そこが大変やねん!!と言うことは伝わらず(^_^;)

とにかく登る。走りだして約1時間、ようやく頂上らしき景色が!!
まあ、こんなもんやわなぁ。としんどさを噛み締めながら下る準備を整えて、そのカーブを曲がると、そこには勾配8%の看板が?!

あっ!まだやったんか。と進むと今度は10%の看板が?!

えぇぇ下らんの?さらに先に進と9%の看板が!!

行けども行けども登りのみ。こんなんインチキやわ。山越ちゃうやん、山脈越えやん。と冗談混じりに思っていたのが現実に…。

横を見ても山はなく、頂上らしき木が立ち並ぶだけやのに、一向に下りがなく登りのみ。

えぇぇ!!!
と少し不安になってきたときに、後ろの方から「タッタッタッタッタ」と足音が聞こえてきた!!

びびりながらも、振り向くと『野うさぎ』が後をつけてきて、振り向くと止まり、走り出すとついてくる?!

次に目があった途端、止まったかと思うと、何度か振り向きながらも草村に去っていった。餌もらえると思ったんかなぁ。それとも、熊か何かと間違えたのかなぁ。とちょっと不思議。

その後、霧が立ちこめてきて、次第に辺りが見えなくなり、視界は前後10mに…。

山頂が雲の高さを越えたようだ。この状況で車はほとんど走っておらず、辺りは静まり返り、鳥のさえずりとクランクを回す「カタンカタン」という音のみ。単独走行の恐怖を味わう。霧に包まれて約1時間。前は見えないものの、まだ登り続けている。この時、道の駅を出発してから2時間が経過。一向に下る気配はない。自分以外に道も景色も見えない中で一人で走る不安から、精神的に追い詰められていく…。「リタイヤ」という言葉が巡る。

しかも、携帯は圏外。引き返すにも、急勾配を高速で下ることになる。元の地点まで戻れるかもわからない状態。さらに、あちこちで落石が起こっており、大きな石で直径50cm小さくても直径10cm。の岩が道路に散乱している。直撃したら大怪我必至!!

さらに、熊に遭遇しようもんならと考えると、精神的にパニック寸前。何とか合気道で培った精神力を維持するために冷静になることに努める。

さらに30分経過。両肩は限界をとっくに越しており、ハンドルを回すエネルギーもないが、どんなにキツくても手を止めるわけには行かない。というか、前後視界10mでは怖くて止まれないもんね!

更に更に、霧が深くなると同時に、ミストサウナ状態となり呼吸もしずらく、むせながら登り続ける。そら不安MAXになるで!!

そして2時間42分ようやく下り始める。登りだけで約14km。いつものように下りは9km、18分。

ようやく15:00牛滝に到着。

とりあえず30分休憩。
後は宿まで3.6kmと少し安心。宿の位置を確認するために地図を開いて唖然。なんと携帯が計ったのは、牛滝からの直線距離で、実際には約13km。と予定の4倍。

やってもた…。ということは後、山2つ(300m級)は、やっぱり越さなあかんのかと言うことに気付く。

時間は、15:30。今日は曇りなので日の入りが、19:00として、後3時間30分で無事に宿にたどり着けるだろうか?日が暮れると、熊が心配だし・・・。

またまたテンションダウン。
しかも余力なし。残りの2つの山が、山脈でないことを祈りつつ出発。

最初の山は1時間15分で何とか越えた。びびりまくりで、まったく手を止めずだったので早かった。途中、猿の親子に遭遇したときにはドキッとしたが、早々に草村へ帰ってくれた。

この時、ヤマドリのさえずりに耳が止まり、よくよく考えると、最初の山脈越えの時から、同じなきかたで500mごとに、私が通るたびに仲間に知らせているのか、実況中継してくれているのかはわからないが、ないていたのである。?不思議?

そして、最後の山越え。
このときには、体の限界を遥かに越えた状態。
しかも、昨日、今日と、雨の中、ずぶ濡れになりながら走ってきた疲労からか熱っぽい。

しかも、また雨が降り出す中、濃い霧で前後5mしか見えないまま、さらに1時間00分の走行の末、ようやく17:45宿に到着したのでした。

本当に長い1日でした。今、外は台風なみの暴風で明日が心配。
とりあえず明日までには熱を下げて、体力が回復していることを祈ります。

何の落ちも無い記事になってしまいました。(^^ゞ

長々と最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
自分でも初めての極限状態だっただけに書き残したくなりました。

本日の走行距離 87.00km
累計総走行距離 7938.1km
本日の実走行時間 9:29′37

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コメント

本編、大いに期待してます。 が、
先ずは旅の疲れを取って、ゆっくり発表してください。

投稿: ウォンバット | 2009年7月21日 (火) 23時37分

ウォンバットさん
こんばんは。
まだ、何もない記事に期待していただきましてありがとうございます。
延ばすだけ延ばして、これか ?!となっても申し訳ありませんので、やっぱりなぐらいでお待ち下さい。お言葉に甘えて、明日にでもダイジェストをUPできるように頑張ります。

投稿: こぶたろう | 2009年7月22日 (水) 00時03分

こんばんは
二日目は大雨のむつ市を出発したところまでは、分かっていたので、山岳コースは、天気予報でも三日目は晴れの朝から突入するんだとばかりおもっていました。
雨上がりの峠は前輪がスリップしやすいだろうし、携帯は圏外になるであろうと思えたので、二日目の更新は早めにあるだろうとの予想をはずされ、遅くなっても更新されず、えーっもしかしたら、山の中でテント泊?動けなくなった?熊と添い寝?とかいろいろ考えたあげくが、次の朝からのストーカーも凌ぐほどの監視活動に繋がっていったのでした。
車の少ない山道は、ドライバーも対向車や歩行者が居ないだろうと油断することが多く、ましてや、濃霧のなかでは・・・

まあ日本一周するんだから、いろんなことがあるんでしょうが、面白すぎというかスリル満点です。
極限状態になると、動物のような気配にかわるんでしょうか、それとも桃太郎と間違えたのか、うさぎに猿にやまどりが応援に来て、こぶたろうさんの必至の形相に驚いて、鬼が出たと勘違いしたのかも知れませんね。
空白の二日目の記事、大変面白く読ませていただきました。ありがとうございました。

投稿: 一眼レフ | 2009年7月24日 (金) 00時47分

Σ( ̄ロ ̄lll)ヒャ~!!
こ、これは、驚愕!恐怖!衝撃!!のミステリー小説ですか?!
下北半島で、肝試し大会でもあったのですか?!

こぶたろうさんを見てると その人の『限界』って何処なんだろう?って思います。
無事だったから良かったものの・・あまり、ヤンチャしないで下さいね~(A;´・ω・)アセアセ

投稿: 一眼レフの妻 | 2009年7月24日 (金) 13時17分

一眼レフさん
こんばんは。
さすが、とても面白いコメントをありがとうございました。
桃太郎ですか。あちらは、イヌ、サル、キジでしたね。私の方は、うさぎ、さる、やまどり。ともても類似しています。しかも、桃太郎の後を付いてきたと思ったうさぎさんは、鬼の形相の私を見て逃げた。とても、可愛い日本昔話ですね!!
ちょっと心がほぐれました。m(__)m
それから、一眼レフさんの推理なかなかいいところをついていますよ!!
私の最初の予定は、ずばり一眼レフさんの答えと同じでした。その後、段取りを進める中で、4日目は、14:27に電車に乗らなければ、その日のうちに帰れない。と言うことになり、一日80kmで4日間を、3.5日間に変えなければならず…。となると、3日目から山越えをすると、4日目が間に合わない。かといって、山の途中で夜を迎えるなんてありえない。そこであの山間部を詳しく調べたところ、牛滝と福浦は海端で民家も多いと言うことで、ここを落としどころにしたのです。しかし、道の駅を過ぎてから、大間崎に至るまでの圏外。2日間に渡る山越えと言うのは、予想外でした。こういうルートをたどる場合、線引きをする場所を決めるのが大変ですね。そこが、準備段階での楽しみでもあるのですけどね。

霧の中の、走行中は、傾斜がきついと言うこともあって、Vento号を押して、登る方がはるかに早く登れるのですが、やはり最後まで、手漕ぎで…にこだわってしまいましたね。ある意味冷静だったのかも(^^ゞ

また、濃霧の車は、一眼レフさんが言うように、私を発見するのが難しいようで、ギリギリで急ブレーキをかけながら、よけて行ってくださったのでした。いや、もう本当に危ない危ない。

それから、600m最初の山頂付近は、とても風が強く、吹き降ろしの突風に近い風が容赦なく、ぶつかってくるので、濡れた路面と、急斜面の為に、何度も前輪が空転し、後ずさりの勢いも凄いこと!!!
ブレーキだけでは、止まらないので、右手でハンドルブレーキを、左手で後輪をしっかりつかまないと止まらないという危ない状況でした。本当に恐いですね。バックですべりですからね。

コメントの返事が長くなってしまいました。でもとても楽しいコメントありがとうございました。

投稿: こぶたろう | 2009年7月24日 (金) 23時08分

一眼レフの妻さん
こんばんは。
一眼レフの妻さんは、ミステリー小説として、読んでいただいたのですね。
私の記事が、読んでくださる方々で、まったく違う読み方ができるなんて、凄い発見です。
へぇぇ~。色んな読み方があってとってもおもしろいですね!!

更に肝試し大会…懐かしいです!!

今回の肝試し大会…私は、やはり小心者でした。(^^ゞ

投稿: こぶたろう | 2009年7月24日 (金) 23時17分

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